ORANGE pico Pocketキットの組み立て方(V.1.1a)
●ORANGE pico Pocket通販ページ
●2019.12.20以降ファームウェアバージョンは1.07になっています。
●2020.1月分より電池ボックスのフタ部分、ネジが無い物になりました。
●V.1.0からの変更点
・全体のサイズを100mm x 100mmに(V.1.0は97mm x 98mm)
・電源スイッチの操作性を良くするためにスイッチを変更し位置を左側に
・単4タイプの電池ホルダーをフタ付きの物に
・ESCなどの特殊キーを識別しやすくなるよう色違いに
・電源LEDを追加しました
●V1.1からの変更点
・ [ ] の2キーを追加しました。
●V1.1a 回路図
※バックライトコントロール回路無しのLCD使用時はLCDの1-8間を10Ωで接続
● 基板パーツリスト
● 注意事項
・この商品の使用によって起きる一切の事象については、責任を持ちません。
・リチウムイオン充電池の取り扱いを間違えると大変危険です。
充電中にその場を離れないでください。
・ORANGE BASIC、ソフトウェアについてはサポート致しません。
・将来ORANGE picoファームウェアがアップデートされた場合、
最新版では動作しなくなる可能性が有ります。
(2019.12.20現在使用しているファームウェアバージョンは1.07です。)
● 組み立てに必要な道具類
・はんだこて
・はんだ
・ニッパー
・ラジオペンチ(ねじ留め時のナットおさえ用)
・マスキングテープ(はんだ付け補助用)
※部品をはんだ付けする際の固定などに使用します。
・ピンセット(線材のはんだ付け補助用)
・プラスドライバー
※はんだこて使用中のやけどに注意し、煙を吸わないよう換気して下さい。
※静電気を逃がしてから組み立ててください。
部屋を適度に加湿する、水道蛇口の金属部分に触れる等
● ORANGE pico Pocket半完成キット(V.1.1a)の使用部品
キットは2種類有り、共通部品以外は部品が異なります。
組み立て前に部品がそろっているか確認してください。
・単4 x 3 電池仕様 : 単4アルカリ乾電池又はニッケル水素充電池を3本使用
・18650 充電池仕様 : 18650タイプのリチウムイオン充電池を使用
・共通部品
※タクトスイッチが5本足タイプの物は、組み立て前に足のカットが必要です。
2.を参照してください。
・単4 x 3 電池仕様 部品
・18650電池仕様 部品
● 組み立て手順
1. ICソケットのはんだ付け
1ピン側にソケットの凹みを合わせてはんだ付けします。
はんだ付け時、ピン周辺のチップ部品にこて先が触れないよう注意
2. タクトスイッチのはんだ付け(5+51個)
5本足タイプのタクトスイッチは画像の位置でカットして下さい。
タクトスイッチAの5個をS1、S23 、S47、S48、S52に
タクトスイッチBの51個をS2~22、S24~46、S49~51、S53~56に
向きをそろえ、真っすぐしっかりとはめ込んで下さい。※ピンが曲がっている場合があるので注意
浮きが無いか確認したあと、はんだ付けして下さい。
外側のタクトスイッチのカットしたピンは
画像のようにピンを押して曲げておくと良いと思います。
3. スライドスイッチのはんだ付け
裏側に取り付け表側からはんだ付けします。斜めにならないように注意
4. XTALのはんだ付け
スペーサーを入れ表側からはんだ付けし、余分な線をカットして下さい。
5.充電モジュールのはんだ付け【18650電池仕様】
※単4電池仕様の場合は不要
充電モジュールのはんだ付け部分(表側)にマスキングテープを貼ります。
モジュールのテープをはがし、基板裏側の白枠に合わせてはんだ穴どうしが合うように貼り付けて下さい。
メッキ線を4等分し、モジュールの外側4か所にテープから少しはみ出る程度に差し込んで下さい。
モジュールの4か所にはんだ付けし、余分な線をカットして下さい。
カットした部分にマスキングテープを貼ります。
基板表側のテープをはがしてメッキ線をはんだ付けし、余分な線をカットして下さい。
6. ポリスイッチのはんだ付け
タクトスイッチ側に折り曲げ、表側からはんだ付けし余分な線をカットして下さい。
7. ピンヘッダー、ピンソケットの取り付け(裏側に取り付けます)
はんだ付けの前にピンソケットCN2、ピンヘッダーCN3を仮に差し込み表側にはみ出したピン部分を先に切り取っておきます。
※液晶に当たらないようにする為
切り取った後に表側からはんだ付けしてください。
※出来るだけはんだが盛り上がらないように注意
8. 圧電ブザーのはんだ付け
ワイヤー先端が長いのでショート防止で少し切り取り
SOUND +に赤色、-に白色のワイヤーをはんだ付けして
ブザーをIC2の左側辺りに貼り付けてください。
9. 液晶の取り付け
テープの保護シールを剥がし液晶を基板に貼り付けます。
斜めになってキーの文字が隠れない様に注意して取り付けてください。
軽く押さえてスペーサーと基板が浮いていないか確認して
液晶のピンをはんだ付けしてください。
※C2にはんだこてが当たらないよう注意
10-A.外装の組み立て【単4電池仕様】
電池ボックスのワイヤーを穴に通し、
穴が隠れるようにアクリル板にボックスを貼り付けます。
※穴が右上になるように
線の先端部分が長いので少し切り取ってください。
+VBATの位置に赤ワイヤー、GNDに黒ワイヤーをはんだ付けして下さい。
スペーサーを通しねじ留めしてください。
表側からねじを通しアクリル板側にワッシャーを入れナットで留めます
※電池ボックスの線を挟み込まないよう注意
10-B. 外装の組み立て【18650電池仕様】
電池ボックスのワイヤーを穴に通しアクリル板にボックスを貼り付けます。
※穴が右上になるように
線の先端部分が長いので少し切り取ってください。
赤ワイヤーを充電モジュールの(B+)にはんだ付け
黒ワイヤーを充電モジュールの(Bー)にはんだ付け
スペーサーを通しねじ留めしてください。
表側からねじを通しアクリル板側にワッシャーを入れナットで留めます
※電池ボックスの線を挟み込まないよう注意
11. 液晶フレームの取り付け
液晶保護フィルムをはがし
右側を先にはめ込んでから左側をはめ込んで下さい。
枠の太い方が左側です。※ゆるい場合は少量の接着剤か両面テープで固定して下さい。
※もしスマートフォン用の液晶保護フィルムが有れば
サイズを合わせて加工し貼り付けておけば、キズ防止になり
安心して使えます。
12. ORANGE BASIC書き込み済み PIC32MX170F256Bの取り付け
取り付け前に電源スイッチがOFFになっている事を確認して下さい。
1ピンマークを合わせてソケットに取り付けます
※凹みの有る方が上側です、ピンが曲がって入らないように注意。
● 動作確認
電源スイッチがOFF(つまみが下側)の状態で電池を向きに注意して入れてください。
※電池を逆向きに入れると壊れますので注意してください
スイッチをONすると起動画面が表示されます。
10秒ほど待った後、全てのキーを押して入力出来る事を確認して下さい。
☆☆☆ おめでとうございます完成です ☆☆☆